車検って何?

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自動車を所有している人は2年に1回、車検のシーズンがやってくるはずです。ディーラーや整備工場に自動車を持っていかないといけない、車検の費用もかかるということで憂鬱になっている人もいるでしょう。正直私もその中の一人です。そもそもこの車検ですが、自動車の所有者に対して義務付けられている項目です。新車の場合初回のみ3年後、そのほかは2年に1回のペースで車検を受けないといけません。ちなみに車検切れの自動車を走行させた場合、無車検者運行という違反行為になり、罰則が設けられています。半年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金、違反点数6点となります。
車検は国の定める保安基準を満たしている自動車かどうかを検査することです。もし車検を自動車のオーナーに義務付けていないと、街中で安全性の担保されていない自動車が走行することになりかねません。自動車は効率的に長距離移動できる利便性もある一方で暴走すれば走る凶器になりかねません。交通事故の犠牲になる人の年々少なからず存在しています。そこでこのような事故の起きるリスクを少しでも軽減するために車検制度というものがあるわけです。また車検を受けるときには、自賠責保険料を次の車検分まで前納しないといけません。自賠責保険は強制保険といわれていて、行動を運転する場合には必ず加入しないといけない決まりです。これももし交通事故を起こして、何らかの犠牲を強いたときに賠償できるようにするための制度です。安全に自動車運行するためには欠かせないルールなのです。
日本の車検制度は1930年に始まりました。この時はタクシーやバスといった営業用の自動車の安全性を確保するための制度でした。しかし1951年には車検制度が導入され、自動車を所有している人はすべて車検を受けることが義務付けられるようになったのです。車検は必要最低限の安全性が確保されているかどうかを検査するためのものなので、車検合格しても日々のメンテナンスを怠るべきではありません。

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