最近では街中を走っている自動車を見てみると、輸入車の姿をしばしばみます。輸入車を所有した場合も、日本国内のルールにのっとって、2年に1回のペースで車検を受けないといけません。このサイトにあるように、ここで輸入車の車検は国産車のそれとは違ってくるのではないかと思っている人もいるようです。しかし基本的な車検の手続きの流れは、国産車であっても輸入車であっても特別変わりはありません。ただし輸入車の場合車検に出すにあたって注意すべきこともあります。輸入車の場合、点検整備をお願いすると自動車を預けて整備工場から戻ってくるまでに多少時間がかかる可能性があります。
特に低年式の古い自動車の場合、部品を交換するにしてもその部品が国内にはないというケースも十分想定できます。そうなると部品を外国から直接取り寄せないといけなくなり、修理に時間がかかってしまうのです。また外国から取り寄せるとなるとコストもそれなりにかかるので、車検費用がかなりアップする恐れもあります。中には修理にかかる時間があまりに手間取ってしまって、有効期限ぎりぎりで出したところ車検切れになってしまったという事例も実際にあるようです。もし古くて、なかなか日本においてもモデルの車体数が少なくなってきている車種であれば、車検の時に初めて工場に持ち込むのではなく、事前に持ち込んで点検整備ができそうかどうか相談しておくべきです。
先ほども紹介したように、輸入車の部品交換をする場合、特に本国から取り寄せないといけないという場合、部品代もかかってしまいます。ただし最近のモデルであれば、国内でもポピュラーなものであれば、結構パーツも出回っているものが多いので国産車とコスト面ではあまり変わらないケースも多いようです。しかし心臓部の話になると、輸入車の部品は高額になる傾向が見られます。ランフラットタイヤという高級車によく使われるタイヤの交換をすると、車種によっては25万円を超えてくることもあるので事前に見積もりを取っておくべきです。