車検が切れている自動車をいかなる理由があっても、公道で運転することは認められていません。無車検車運行という違反行為になってしまい、6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金となります。加えて違反点数6点もくらってしまいます。ではうっかり忘れていて、車検切れになった自動車を車検に通すためにはどうすればいいのでしょうか？
まず自動車を行動に出して運転できないので、どのようにして車検を行う検査場まで持っていけばいいのかという問題が起こります。この方法として、2種類のアプローチがあります。まず自動車を運転できないのであれば、自動車をほかの方法で運搬して検査場まで持っていくという方法です。このようにすれば、検査場まで持っていっても違反行為にはなりません。
整備工場やディーラーに相談すれば、牽引車とか自動車を運搬できるような大型のトラックを準備してくれる所もあります。街中で、赤線が斜めに入ったナンバーをつけた自動車が走行しているのを見たことはありませんか？
この赤線が斜めに入ったナンバープレートのことを仮ナンバーといいます。仮ナンバーはうっかりミスのような車検切れになった自動車を一時的に公道で走行できるようにする緊急避難的な措置のことです。ちなみに仮ナンバーを装着していれば、公道で入っても無車検車走行にはなりません。仮ナンバーは、皆さんの住んでいる市区町村役場で取得できます。免許証や自賠責保険証の原本、自動車を確認できるような書類を準備する必要があります。もちろん自動車を運転して市区町村役場には行けません。
ちなみに仮ナンバーを使って行動の運転が認められているのは申請日当日を含めて3日間しかありません。もしこの期間を過ぎてしまうといかに仮ナンバーをつけていたとしても、公道を走行すれば、無車検車走行に該当します。ですから速やかに整備工場などに持っていて、車検を通す必要があると思っておくべきです。